看護師の中には、様々な事情でそれまで勤めていた勤務地か別の場所に移る選択をする人も多くいます。別の診療科から眼科へ転職をする場合に気を付けなくてはいけないのが収入の違いです。眼科の勤務は一般的な内科や外科と違って肉体的負担が少なく働きやすい反面、基本給が低めに設定されているケースも多くあります。総合病院、個人診療と働く場所によって金額に細かい違いはありますが、数万円以上減収してしまうことも珍しくありません。金額によっては生活に大きな影響が出ることもあるので、求人を探す時は基本給やボーナスの金額をチェックすることが基本です。

勤務形態も重要なポイントの一つです。眼科の勤務は手術を行うか否かで勤務形態が大きく変わります。通常の診察と治療だけの病院は大半が日中だけの診察となるので夜勤は行われません。しかし、白内障やレーシックなど外科手術を行う場合には、安全のために1日から2日程度の入院が必要となるので夜勤を含めたシフト勤務となります。育児と仕事の両立を図ろうと考えている人にとって、夜勤の有無は大事なポイントとなるので、勤務形態休日について確認しておかなくてはいけません。

前述したように、看護師の仕事は検査や医師のサポートといった基本的な業務となるため、新しい知識や技術を身に付けるのが難しいのが実情です。眼科医としての専門的な知識やスキルを習得してキャリアアップを図りたいのであれば、高度な治療を請け負っている総合病院などを選択する必要があります。